書籍のデザインチェック

うちの事務所では
まめに実際に綴じた状態でのデザインチェックをするようにしている。

 

書籍のデザイン・DTPの仕事で
美観的なチェックや読み心地、見心地チェックをするとき
トンボ付き見開きでペタっと置いて見ても
実際に製本された状態とは印象が変わってしまう。

gera-01

 

トンボ自体がデザイン要素になってしまうし
2pを見開きで印刷しても、あえて言い過ぎれば
これはあくまでも「1枚の紙」つまり「1pもの」となる。

gera-02

トンボで裁っても同じこと。実際ものとは印象は異なる。

極端に言えば

「1枚の紙が平たくお置かれた状態」と
「綴じたものをたわみをもって開いた状態」とは
立体的にも別物。

どう見えるか、どう読めるかをしっかりと確認するには
実際に綴じてみるのが一番良い。両面印刷して、折って
仮製本の状態でデザインのチェックをしている。

gera-03

これである程度は実際に「本」となったイメージで
デザイン(設計)チェックができる。

 

●アプリケーションの機能で冊子印刷を

普通に見開きで印刷したものを
自力で実際の製本のように綴じるのはとても大変!

DTPソフトやAcrobatには
両面印刷して折るだけで「製本状態」になるプリントモードがある。
(面つけしてくれる)

 

inDesignであれば「ブックレットのプリント」

スクリーンショット 2015-03-25 20.40.35

 

 

Acrobatであれば「小冊子」

スクリーンショット 2015-03-25 20.40.47

 

とても楽!便利!

本当の製本のように16pごとか、
32pごとにプリントするのがオススメ。

あんまりもぶ厚いと二つに折れないから。

 

gera-04

やはり違いますね!

●webサイト設計にも言えるかも

これはwebサイトのデザインにも同じことが言えるかも。

紙の仕事なのにずっとモニター上のみで設計していたら、
いざプリントアウトしたら印象がまるで違うはず。

逆もまた同じ。
モニター上で閲覧して成立するデザインをプリントアウトして紙で見ても、
挙動も無いし、ページをまたいだ動線も感じることはできない。
印象も違う。

これもまた「立体的にも別物」。


webサイトにしても書籍にしても、他の紙の制作物にしても
デザイナーとしては、まめに「なるべく完成の形」でチェックしたほうが良いと思う。